そもそもみかんに多く含まれる栄養素というと、みなさん何を思い浮かべますか?
みかんは柑橘系の果物だし、やはり「ビタミンC」が多いのでは?と考える方も多いのでは。実際、多くのネット記事でビタミンCが豊富、と書かれています。
みかんの可食部(皮などをむいた食べられる部分)100gでビタミンCは32mgです。大体Mサイズのみかんですね。
果物でビタミンCが豊富な食品は、キウイフルーツ・柿・いちごで、それぞれ可食部100gあたり69mg、70mg、62mg、みかんよりはるかに多く含まれます。キウイなら大きめ1個、柿は小さめ1個、いちごは中7粒くらいです。
りんごや梨、ブドウにはビタミンCがほとんど含まれていないことを考えると、みかんはビタミンCが豊富な食品ではありますが、12歳以上の男女が1日にとりたいビタミンCは100mg。みかんだけでこれを摂取しようと思ったら、3個強。これを多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれですが、ビタミンC不足をみかん1個食べただけでは補えない、ということはご理解いただけるのではないかと思います。
ここで最初に戻りましょう。みかんの薄皮・白い筋のお話。
よけて食べてしまう人もいる薄皮・白い筋には、ヘスペリジンという「ビタミンP」の1種が多く含まれています。これは、ビタミンCの吸収を助ける効果があるといわれているもの。
せっかく免疫力を高めてくれるビタミンCをとったなら、少しでも体に吸収したいですよね?
ビタミンC含有量が決してトップクラスではないみかんだからこそ、吸収を助けてくれる薄皮・白い筋も一緒に食べなければ「もったいない!」のです。
寒い日が続いていますので、体調を崩さないよう食事でしっかり栄養補給していきましょう!!!
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